■2004/11/21 検定競技会(埼玉・加須フライングクラグ専用飛行場)

 

Page 1/2/3/4/5/6

■2004/11/20

本日はみなさまご存じのYS Doctorこと近藤さん率いる名城エアロバティックスクラブ(鯱クラブ)の方々が加須に来て下さいました。これは、以前加須FCに在籍していた杉浦さんが名古屋に転勤になったことが切っ掛けです。

 


■到着直後に先ずは記念写真です。写真下段左から井上さん、近藤さん、杉浦さん、上段左から3番目松浦さん、その右が佐野さんです(その他は加須&FCCのメンバーです。上段一番右は加須法師!?)

 

■FCCの柴原さんですが、都はるみ「♪涙の連絡船!?」からの悲しみを乗り越えて、今ここに復活です。機体は私とニーハオ兄弟!?で吉野さんの機体をゲットしたようです。
その柴原さん「スピンでエンストするのと、7900rpmしか回らないんですがその原因が分からないです!!」と早速YS Doctorに診療お願い。。
Doctorは聴診器!?をおもむろに取り出し「どれどれ、どこが悪いんだ・・・」と患部を探し出し始めました。まず怪しいのは「ポンプ」でした。
Doctorは中のダイヤフラムが怪しいとのこと極細で砥石で丁寧に当たり面を削りました。エンジンを始動してタコメーターで回転を見ると7900rpmでこれではないようです。
それでも一応上げてみましたが、患者の申告通りスピンでエンストです??Doctor曰く「これはリンケージだね!」とのことで診てみると、エンコンスティックを普通にロー側に一杯下げてみると・・特に異常はないようです。
そして「アッ、これだ」と・・・少し力を入れてロー側にすると1クリックに引っかからない微妙なサーボの動きが発見されました。その分、力のはいる!?スピンでのエンコン操作でスローが下がってエンストが引き起こされていたのかもしれません。これはコンディションを入れて解決しました。
しかし、7900rpmの原因が分かりません。「リアディスクのクリアランスかもね??」との事で犬山病院に入院の指示が出されました。まぁ、DZ160ですから7900rpmも回れば明日の検定会では問題はありません。。

■が、しか〜し!!!!!!!!!!!!!タペットも一応診てみると・・・・画像の通り、インテーク側のクリアランスがガバガバ、官製はがき5枚分でした(^_^;)
これでは、バルブが充分に開かない事はもちろん、バルブスプリングによって押し戻されるポンプのストロークが全く足らず燃料が充分に送り込めない結果となることは明らかです。
Doctor曰く・・・「F3Aフライヤー、それもMD取得者がこの辺の基本的なことを怠っているとは考えも付かなかった。これじゃ回るかずがない!!」と、さすがにキレてました(-_-)
まぁ、我々から言わせれば「これだけ開いてても7900rpm回るとはさすがに山田君だと」感心するばかり・・まさにメンテナンスフリーエンジンそのものです!?
そうそう、長らく休診していたインターネットの「こんちゃんのYS相談室」 間もなく再開予定です。しかし、この実態を目の当たりに見てしまったDoctorは「YS相談室に質問を書く前にタペット見ろ!!!」とのことでした(^_^;)
ここで、合い言葉を・・・YSエンジンは「1にタペット、2にプラグ、3・4は無くて5は気合い!?」と言うことのようです!?恐れ入りましたm(_ _)m


■杉浦さん明日はPDに挑戦です

■こららは佐野さん、同じくPDです

■加須来場を記念して、明日使用される吹き流しに近藤さんをはじめ、みなさんからサインを頂きました。

※2004/11/23追記 YS DoctorにYSクリニックが再開されました。YSエンジンの疑問などでどうしても分からないことが逢ったら来てみては如何でしょうか?但し、基本的なことは本文に殆ど書かれています。先ずはそれらを充分読んで下さい。なお、YSエンジンの営業上の問題や相応しくない投稿は、行わないようにしましょう!! 忙しい中、時間を割いてお答え頂いているようです。。



■松浦さんです

■マジッククバルブ!?付いてます

 

■じゃ、そろそろ上がって夜の宴会にでも・・・と言うときにトラブルが起こりました。杉浦さんのエンジンが飛行中ガキン!!と音がして止まってしまいました。ペラを回すとガリガリです(今日はガバガバとかガリガリが多いようです)
カムギアーかもしれません?しかし、本番は明日に迫ってます。しかし、そこは用意怠りなく、近藤さんがDZ160の予備(新品)を持ってました。
杉浦さんは尊師から「君は160を使うのは10年早い」と言われてました。「使いたければPD取れッ!」との事のようです。さすがにYS教団の戒律は厳しいようで、お布施をすれば誰でも手に入る代物ではないのです。
それが、運良く!?トラブルで160を載せることになったのです。辺りは日が落ちてきています。しかし、そう決まったら作業はF1のピット並の早さです。
エンジンを外して、エキパイを止めるボルト穴をタップで切り、マウント外してアッという間の20分(^_^)v燃料入れてブレークイン・・・・と思いきや、スタータを回すと新品にもかかわらず殆ど一発始動。
始動後中ローで10〜20秒、ハイにしてニードル絞って殆どピーク(ビックリ)、下で30秒も回らないうちに上空へ・・・
速攻で当たりがついて途中でエンスト(-_-) 再始動後、ニードルを再セットして、尊師が軽くパターンを流して「いいんじゃない!!」と・・・「はやく片づけて酒飲もう!!」って・・・まさに「こんなんでいいんですか?」って感じです。

我々には根強くブレークイン神話が残っていますが、殆ど問題が出ることはないようです。初期馴染みの良さは、もちろん、クロスハッチ加工が施されているからでしょうね。
で、"クロスハッチ"とは"みつばちハッチ"とは違います(^_^;)いわゆるシリンダーの内面に極微細な線傷を入れることを言います。
当然、ピストンとシリンダーはオイルで守られています。しかし、シリンダーの内面がツルツル・ピカピカ(杉○さんゴメンナサイね!)だったら、まさにオイルの入る隙がありません。微細な線傷に入り込んだオイルがオイル膜を形成するという訳です。
もちろんそれにより初期馴染みも早いと言うことだと思います。但し、その溝が深い(ミクロンの世界ですが・・)とフリクションロスを引き起こします。従ってクロスハッチ加工の時に出来てしまう、極端に言えば「溝のバリ」を平坦に落としてやるのがプラットホーニング処理です。 まぁ、そんなミクロのテクノロジーがこの小さいエンジンにも施されいるんですね。

もう一点、いわゆるブレークイン段階で焼き付いてしまうのは、オイル切れだそうです??ご存じのようにDZの腰下(クランクルーム)潤滑は殆どブローバイで行われています。
そのために比較的堅めのオイルをしっかり入れて出荷しているそうです。つまり、新品はエンジンが始動しない間の腰下潤滑はそのオイルで行われているようです。

従って、最初の始動性が悪くスタータを何本も上げてしまった場合は、既にその段階でオイル切れで焼き付きを起こしているそうです。当然それで始動してしまえば、ある程度高速で回ってしまうので決定的なダメージを与えてしまう事になります。

弱ったスタータと弱いプラグヒートは禁物です。また、予めプラグを外してニードルを一杯に開けて燃料をスタータで吸わせシリンダー内部を洗浄する感覚でピストンとシリンダーのフリクションを軽くしてやることもひとつの方法のようです。

尊師曰く・・「開発テストではもっと過酷な環境でやってますよ!!」とのことでしたが、我々はある程度慎重に取り扱った方が良さそうです。

スミマセンm(_ _)m能書きが長くなってしまい時間切れです。昨日、一次会では飽き足りず二次会やってしまいました。ホテルに戻ったのは真夜中1時過ぎです(^_^;) 直ぐに寝ればいいのに夜の連続ドラマ!?を見てしまいました。そして、5時半起きです。 結果を先にいえば僕はヘロヘロ鳥で検定会不合格です。今日は早めに寝ます!!


この後は、お待ちかね!?夜の宴会編、そして、検定会編をお送り致します。