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■2005/07/17〜07/18 日本選手権関東甲信越地区第二次予選 PartV

◆おとうさんの夏、甲子園を夢見て・・◆

いよいよ杉山選手が最終ラウンドに差し掛かりました。ベテランは回を追うごとにいい点数を出してくるのが通例です。上位陣は1600点超え続出です。

上位は既に3R迄に出場権をほぼ確保していますので、4Rは捨てラウンド覚悟の思い切った戦術で責めてきますのでハマッた時は更に高得点が出る事になります。そんな中、杉山選手の出番です。

既にエンストで捨てラウンドが許されなし苦しいポジションですが望みは充分にあります。もう、運を天に任せて行くしかありません。私も願いを込めて機体持ちをしました。スタートラインに機体を持って行くにも何か緊張します。



F3A界で今「とんぼ」が一番似合う男、杉山和弘

頭は気合いの清原刈りだッ!!

♪ウゥーウゥーウ、ウゥーウゥウゥ ウゥウゥウゥウゥ・・・・・


Take Off Nowの合図で離陸、Pターンからデットパス、明らかに攻めてきています。今までの練習では見たこともなく、近いです、低いです!!その意気込みをジャッジも感じないわけがありません。

魂が機体に乗り移ったかのように微動だにしない水平飛行、キューバン8の45度は滑らかに美しく、その様は天女の羽衣のような軌跡を描いて天に駆け上がっていく・・・。

全神経を研ぎ澄まし指先に集中させる。それは、夏の太陽をレンズで収束させ瞬時に燃え上がる炎のようだ。まさにここは灼熱の戦場なのだ。



その力強い離陸は栄光への架け橋だ〜!?


誰よりも近く、誰よりも低く、それでいて誰よりも正確だ。素晴らしい、グレート、エクセレント、点数を付けるならば、10点、100点・・恒河沙、阿僧祇、那由他、不可思議、無量大数・・・これ以上の単位はないのか!!

これぞ「灼熱のカリビアンマジック」なのだ!!

全ての煩悩は消滅し、コンセントレーションは途切れる事無く続く・・・

しかし、この後、誰が「リフレインが叫んでいる(by 松任谷由実)」を想像出来たであろうか?

「真夏の夜の夢(by 松任谷由実)」から灼熱の太陽が一瞬に凍りつく様を・・・

(古館口調は疲れました。普通に語ります)機体持ちの私は回収地点で演技を見ていました。

四角宙返りが終わり、ハーフリバースキューバンでエンジンが悲鳴を上げているのに気がつきました。私の目の前でしたので直ぐに「オーバーヒート気味だな?」とは判断がつきました。

センター演技を追えて、昇りのSNPですが、明らかに"引き"がありません。いつもならもっと大きいループを描くのですが潰れてしまっています。そして魔の8の字へのアプローチ・・エンジン音が消えた。。

♪どうして どうして 僕のは止まってしまうのだろう?

と言うわけで、リフレインが叫んでしまったのです!?

ウッ〜と試合終了のサイレンが鳴り響き残念ながら、お父さんの夏のは終わってしまったのです。



Game Over

こみ上げる涙を堪えながら、後は放心状態で機体を掃除すること以外思いつきません。

まさにこの光景は、汗にまみれたグランドの砂を袋に詰めて持ち帰る高校球児さながらです。

でも、来年もあるよ。F3Aに卒業はないから・・・

あぁ、何て素晴らしい文章表現力、自我自散(正しくは自画自賛)スペルマ大噴射だッ!!

ラジ技から「世界選手権レポートお願いしますm(__)m」と依頼が来るんじゃないかと心配しています。

残念ながら、 その日はプロジェクトのキックオフで都合悪いです悪しからずご了承を・・・m(__)m

日経ビジネス的に言う「敗軍の将、兵を語る」ですが、一言で言えば「魔物が住んでいる」と言う事ですね。「練習では一度も止まった事はありませんでした。先日の猛暑でも全く問題なかったです。 しかし、今日の暑さは想像以上でした。冷却対策を怠りなくしておけば・・・」(本人弁)

と言う事で、ベリーパンに隙間スポンジはなく、ポンプ位置の空気穴も特に設けていなかったとの事です。OXAI新型機はご存知のようにベリーパン下後方に張り出した大きな空気穴があり比較的冷却効果は優れています。



F3Aはまさに"スポ根"ですね!?

根性を鍛え直す常総FC毎度お馴染みの
鉄拳制裁のシーンです??


それを過信してしまった結果なのでしょうか?(私見ですが、もしかしたらワイドブレードpropの負荷が思った以上に掛かったのでは?)

最高峰、日本選手権のステージは過酷で予想外のことが多々起きるんですね。些細な事でなのですが、基本を忘れてはいけないという事なのでしょう。

嗚呼、2度のエンストで玉砕(T_T)

そして、最後のアーティスト、宮本直也選手が最高点をマークしました。決めていても手を抜くことはしません。見事、逆転による一等賞で予選通過です。さすが常連の底力、大舞台にはめっぽう強いですね。

如何でしたか?おとうさんの夏、甲子園を夢見て、と題してお贈りしました!? 真っ黒に日焼けして練習した甲斐があった人もなかった人も一様に安堵の表情です。

■揖斐では関東勢の力を是非、見せつけてきて下さいね。

西の空が赤く染まる頃、お互いの健闘をたたえている姿はいいものですね。 僕的にはこのステージは絶対に立てそうにもありませんが、 少しでも近づけるように練習しましょう(^_^)v

■真夏の戦いに彩りを添えて頂いた方々はこちらです!?